不気味の谷（IT用語）

2025年7月26日 2025年8月29日

不気味の谷
- 不気味の谷とは
- 不気味の谷のわかりやすい事例
会話で学ぼ
- 基礎知識編
SNSで発信
あとがき

不気味の谷

不気味の谷とは

「不気味の谷（Uncanny Valley）」は、

ロボットやCGキャラクター、AIアバターなどの分野でよく使われる心理学的なIT用語だよ。

「不気味の谷」とは、

人間に似せて作られたロボットやキャラクターが、

「ある程度リアルになると好感を持たれるが、リアルすぎて『ちょっとだけ不自然』になると、逆に不気味に感じてしまう現象」のことなんだ。

この「好感度が急に下がるゾーン」が“谷”のように見えるため、「不気味の谷」と呼ばれるんだ。

不気味の谷のわかりやすい事例

不気味の谷の具体例

例①：リアルすぎるCGキャラクター

映画『ポーラー・エクスプレス』では、キャラクターの顔がリアルすぎて「目が怖い」「表情が不自然」と感じた人が多く、不気味の谷に落ちた例として有名です。

例②：人型ロボット

人間の顔や動きを真似たロボットが、ほんの少しだけ不自然な表情や動きをすると、「怖い」「気持ち悪い」と感じられることがあります。

例③：AIアバターやバーチャルインフルエンサー

SNSなどで使われるAIキャラが、リアルすぎる見た目で微妙に不自然な動きをすると、ユーザーが違和感を覚えることがあります。

💡補足：なぜ大事なの？

ロボットやAIキャラを作るとき、「不気味の谷」を避けることで、ユーザーに安心感や親しみを持ってもらえるようになります。

ヒューマンインターフェース（人と機械の接点）を考えるうえで、とても重要な概念です。

Copilot参照

会話で学ぼ

基礎知識編

【不気味の谷】って何？

ちょっと怖そうな名前だけど、
実はロボットやCGキャラクターの話でよく出てくる
心理現象なんだ。

心理現象って、どういうこと？

たとえば、
人間そっくりに作られたロボットやアニメキャラが、
見た目はすごくリアルなのに、
ちょっとだけ不自然だったりすると、
逆に“気持ち悪い”って感じることがあるでしょ？

あー、あるかも！
リアルすぎて逆に怖いっていうか…
目が死んでる感じとか？

そうそう、まさにそれが
『不気味の谷』って呼ばれる現象なんだ。

人間に近づけば近づくほど、好感度が上がるんだけど、
あるポイントを超えると
急に“気持ち悪い”って感じる谷間があるんだ。

へぇ〜、だから“谷”なんだね。
リアルすぎると逆効果になることもあるんだね。

うん。たとえば昔のCG映画で、キャラの顔がリアルすぎて
“ゾンビっぽい”って言われたこともあるし、
最近のAIアバターでもこの問題が話題になることがあるよ。

なるほど…。
じゃあ、ちょっとデフォルメされてる方が
安心感があるってこともあるのかな？

その通り！だから、あえて
リアルにしすぎないデザインにすることもあるんだ。

ピクサーのキャラとか、まさにそのバランスが上手い例だね。

SNSで発信

X（元Twitter）

人間に似せて作った『ロボット』や『キャラクター』が、「ある程度リアルになると好感を持つ！だけどリアルすぎて、ちょっとだけ不自然になると、逆に不気味に感じる現象」のことを→【不気味の谷】って呼ぶんだって！😱「好感度が急に下がるゾーン」が『谷』のように見えるから、そう呼ばれると（驚） pic.twitter.com/rP4Pz5HHBJ
— そら@ばあばとそらちゃんキャラクター (@baabaandsora) July 15, 2025